「銭」に引かれて

消費税8%で1円玉も大忙しですが、「銭」も金利の単位では現役です。
この「銭」という字は草を刈る“すき”の意から、くわ型の貨幣“ぜに”に転じ、貨幣の他に賽銭や口銭などに使われていますが、一番の馴染みは「銭湯」でしょうか。銭湯は残念ながら激減していますが「スーパー銭湯」として都会の新しい“癒し場”として進化中です。「大江戸温泉物語」や「おふろの王様」などが大人気で、手塚治虫文化賞を受賞したマンガ「テルマエ・ロマエ」のような奇想天外な「銭湯」の話もあって、今や日本の温泉・銭湯が世界で注目されています。
「銭湯」が誕生したのは江戸時代で、天正19年(1591)に銭瓶橋のたもとに伊勢出身の与一が永楽銭一文で入浴できる蒸し風呂を開いたのが最初で、入浴料は200円〜250円程だったそうです。二階は有料の男子専用のサロンで碁や将棋、寿司を食べたり、講談や浄瑠璃、落語なども催され、風呂上がりを楽しんだそうです。
まさに「スーパー銭湯」の元祖で、時代が変わっても人々の欲求市場は同じですね。

温泉

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