“教養”は人生の“保険”

“倍返し”で国民的ドラマとして話題になった「半沢直樹」と同様に、活字の世界ではホームレスとなった銀行員がサバイバル術を教えてくれる島田雅彦さんの小説「ニッチを探して」(新潮社)が話題です。
物語は、やはり大手銀行に勤める主人公が背任容疑をかけられ、逃走しながら名誉のために生きる男のたった一人の反乱劇ですが、その生き方がリアルで現代社会の世相とともに大いに学ぶところが多いのです。主人公が空腹時に好物を細かに想像し、食べた気になる事を「空食」と称する表現など妙に納得してしまいます。
作家・島田雅彦さんは「頼りになるのは預貯金だけではない。教養も一種の保険と考える。試練に耐えるために大切なのは知識と教養だ」とも語っておられます。
ストレス社会、格差時代の中で強く生き抜くために、島田さんの「ニッチを探して」はおすすめの一書です。

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